THE BENTLEY STORY

ウルフ・バーナートがブルートレインとの競争で
使用したSpeed Sixは?

現在ベントレー モーターズが所有するクラシックベントレーの中で、大きな存在感を放っているのが「ブルートレイン」の愛称があるSpeed Sixです。
このモデルは、草創期にル・マンを制したウルフ・バーナートとともに伝説を作りました。
それが「カンヌを出発した特急ブルートレインがカレーに着く前に、ロンドンのバーでビールを飲んでいる」という、バーナートの賭けです。
バーナートがこの賭けに勝ったことで、Speed Sixはブルートレインと呼ばれるようになりました。

このときのSpeed Sixは、長年の間、ガーニーナッティングがボディを製作した2ドアクーペだと言われてきました。
が、近年、ガーニーナッティングがこのクルマを完成させたのは、ブルートレインと“公道レース”を行った日付より後であることを示唆する資料が見つかったようです。
そのため何人かの研究者は、賭けで使われたのはマリナー製の4ドアSpeed Sixだと主張しています。

決定的な証拠は未だに見つかっていないようですが、ガーニーナッティング製のクーペは「ブルートレイン」として広く知られており、ベントレーの歴史の中でも最も象徴的なモデルの1つであることは間違いありません。