THE ELECTRIC BENTLEY IS COMING

THE ELECTRIC BENTLEY IS COMING

ベントレー モーターズは、2020年にビヨンド100戦略を発表しました。この戦略は、世界をリードする持続可能なラグジュアリー モビリティ ブランドへの転換に向けたロードマップであり、電動化の未来をお約束するものです。

A CLEAR ROADMAP

ビヨンド100戦略には、ベントレーの力強い下記のコミットメントが盛り込まれました:

  • 2024年までにベントレーの全3モデルシリーズにラグジュアリー ハイブリッドモデルをラインアップに加えます。そのうち2つのシリーズ(フライングスパーとベンテイガ)では、すでにハイブリッドモデルが追加されています。
  • 2025年に、ベントレー初の完全電動自動車を発売します。このモデルはまた、ライフサイクル全般にわたってカーボンニュートラルを実現する世界初のラグジュアリーカーになる予定です。
  • ファイブ イン ファイブ計画に基づき、2025年から毎年新しい電動モデルを発表していきます。これらすべての電動モデルは、本社のある英国クルーで設計および開発を行います。


こういった取り組みの結果として、ベントレーはわずか10年の間に、世界最大の12気筒エンジンのメーカーから純粋な電気自動車メーカーへと進化してまいります。2030年までにはラインアップを完全電気自動車だけにすることを目指し、いくつかの課題をクリアしながら進歩の速度を加速させています。これは、言わば前だけを見据えた旅といえます。

ビヨンド100戦略についてはこちらをご覧ください。

THE JOURNEY SO FAR

2017年に発表した電動コンセプトカーのEXP 12 Speed 6eが、ベントレーの電動化の旅の始まりでした。このラグジュアリー電動スポーツカーのコンセプトは、2018年に発表した世界初の真のラグジュアリー ハイブリッドカーであるベンテイガ ハイブリッドに引き継がれました。

EXP 100 GTコンセプトは、ベントレーの創業100周年を記念して、2019年に発表されました。このコンセプトカーは、ベントレーが今後数年間で研究を進めようとしているテクノロジーを盛り込んだショーケースであり、電動自動運転やAIテクノロジーなど、将来の革新的なビジョンを示しています。EXP 100 GTについてはこちらをご覧ください。

2021年には第2世代のベンテイガ ハイブリッドを発表し、同年後半にはフライングスパー ハイブリッドを発表しました。今やハイブリッドのベントレーをお求めのお客様には、複数の選択肢があります。同時に、これらのラグジュアリー ハイブリッドモデルによって、ベントレーの持続可能な未来へ向かう姿勢が強く表れています。

FUTURE-FACING FEATURES

すべてのベントレーのハイブリッドモデルは、EVドライブ、ハイブリッド、ホールドという異なる3つのドライブモードを備えています。それぞれのモードが、エンジンと電気モーターの異なる組み合わせを提供します。都市部での短距離走行向けに特別に設計されたEVドライブ モードは電気モーターのみでの走行を前提としていますが、高速道路を走る速度を出せるだけの十分な電力を供給します。ハイブリッド モードは、電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせて航続距離を最大化します。「エンジンがかかっているときのインテリジェント コースティング」を選択していれば、ドライバーがアクセルペダルから足を離した際にエンジンが自動的に停止して、CO2排出量をさらに削減します。ホールド モードは主にガソリンエンジンをメインの動力として走行するモードで、必要に応じて加速力を高めるために電気モーターが使用されます。

ベントレーの革新的で効率的なハイブリッド向けナビゲーションシステムは、単に目的地への最短ルートを提示するだけではありません。ルート上のいつ・どこで電気モーターを使用するかを自動的に計算し、ドライブモードを自動的に変更してCO2排出量を最小限に抑え、航続距離を最大化します。エンジンは必要な場合にのみ使用します。ドライバーは運転だけに集中できるので、目的地には効率的かつ経済的に到着することが可能です。

ベントレーのモデルの詳細については、こちらをご覧ください。

ELECTRICITY IS JUST THE START

ベントレーのハイブリッドカーに続く挑戦は、純粋に電気のみで動くベントレーを製造することです。しかし、完全電気自動車でさえ、サステナビリティの問題がないわけではありません。

現在の電気自動車のモーターは、レアアースと何マイルにもおよぶ銅線の使用を前提としており、その選鉱や精製のプロセスが環境に悪影響を及ぼす可能性があります。そのためベントレーは、新世代のEVを支えるテクノロジーの開発に取り組む9つのパートナーで構成される団体の一員として、この課題に取り組んでいます。

OCTOPUS(Optimized Components, Test and simulatiOn, toolkits for Powertrains which integrate Ultra high-speed motor Solutionsの頭文字)リサーチプロジェクトは、すでに進行中です。このプロジェクトの目的は、電気自動車のモーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションで構成されるリサイクル可能なパワートレインを開発することで、2025年に予定しているベントレー初の電気自動車の発売に間に合うよう準備を進めています。本当に持続可能な自動車の開発には、製品の寿命が尽きたときにリサイクルが100%可能なOCTOPUSが必要不可欠なのです。

A BOLD CONCEPT

ベントレー モーターズが設立されてからちょうど100年後の2019年7月10日、ベントレーはEXP 100 GTを発表しました。この先鋭的なコンセプトカーにより、ビヨンド100戦略を策定するうえでいくつかのアイデアが生まれました。持続可能な素材とインテリジェントなテクノロジーに焦点をあて、自動運転体験も含めた爽快なグランドツーリングを再定義したのです。

FLYING SPUR HYBRID LAPS ICELAND ON RENEWABLE ENERGY

廃藁から製造した燃料と自然エネルギーによって発電された電気だけを使用して、エンジニアリング プロトタイプのフライングスパー ハイブリッドが、このモデルの承認と再生可能燃料の開発の一環として、アイスランドでテスト走行を行いました。

このテスト走行は、ベントレーの新型ハイブリッドカーのグランドツーリング性能と、エンジンを変更せずにそのまま使用できるバイオ燃料の開発という2つの検証を目的に行われました。使用された燃料は、通常のガソリンと同じEN228規格に準拠していますが、原材料はすべて廃棄されるバイオマス(藁)から作られており、食糧生産や自然の生態系に負担をかけないものです。この燃料とフライングスパー ハイブリッドのインテリジェントな電動パワートレインを組み合わせたことで、テスト走行中のCO2排出量はウェル・トゥ・ホイール ベースで45%削減されました。

フライングスパー ハイブリッドは、ビヨンド100戦略で示しているように、世界で最も持続可能なラグジュアリー モビリティ企業になるための、ベントレーが踏み出すべき次のステップを示すモデルです。

WHERE NEXT?

ビヨンド100戦略は、電動化に向けてベントレーがとった最も大胆なステップです。その目標は野心的であり、未来に対して適合するブランドとなる軌跡が標されています。ベンテイガ ハイブリッドとフライングスパー ハイブリッドを通じ、その未来がどのようなものになるかを垣間見ることができます。これからのベントレーの未来にご期待ください。